市販のバンドスコアは間違いだらけ
こんばんはRockyです。寒くなってきましたね。こたつから出れなくなっております( ̄▽ ̄;)今日はアプリのお話。
バンドマンの皆様、普段音楽をやる時譜面はどうしてますか?楽器初心者の方や学生の方はバンドスコアを使ってらっしゃる方が多いのではないでしょうか?Rockyも初心者の時や学生の頃は、シンコーミュージックやリットーミュージック等で販売しているバンドスコアに大変お世話になりました。
でも音楽理論を勉強したりして知識が上がるにつれてバンドスコアに疑問を持ったことはありませんか?『このコード通り鳴らしても音源と同じ音でなくね?』『この譜面・タブ譜通り弾いてもこんな音でないし、運指が不可能』って良くありませんか?そうです、市販のバンドスコアは実際のところかなり間違っております。完璧なバンドスコアなどないといっても良いと思います。
市販の楽譜やバンドスコアの殆どは、アーティスト本人が書いているものではありません。絶対音感のある人、音大生等そういう人達がアルバイトで採譜しているのが現状です。ですので、ピアノ出来る人がギタースコアを作ると、『これどうやっても弾けないよ』ってタブ譜があります。固定度で考える鍵盤に対し、弦楽器は移動度で考えます。なので固定度派の人がギタースコアを書くとそういう事態が起きます。
またギターやベースは同じ音程を違う弦でも鳴らすことが可能です。タブ譜に書かれているフレットをアーティスト本人が弾いていない確率はかなり高いです。奏法であるスライド、ビブラート、チョーキング等も実際に弦楽器を弾く人が楽譜を書かないと分からないものです。
上達したいなら耳コピは必須
自分のやりたい曲の楽譜があれば当然助かります。Rockyも時々購入します。ですがあまり信用はせず使用しています。信用できるのは小節数くらいです(^_^;)小節数間違えている出版社は信用しないというか買わない方が良いです。音程、リズムもある程度信用するくらいにしましょう。ルート音はあまり間違えてないと思いますが、分数コードや付随コードもある程度信用するようにしましょう。
アーティストとなるべく同じサウンドを出したいのなら『耳コピ』は必須です。特に生演奏の場合はそのバンドのリズム感、グルーヴ感、そのバンドの手癖等があります。そういった事はバンドスコアには書かれていないし、同じ音でも何弦で弾いているのか、このバンドは前ノリのリズムなのか、後ノリのリズムなのか等のポイントをしっかり自分の耳で聴いて掴むことが大事になってきます。ですので、バンドスコアをベースに自分で手直ししていくという考えで使っていきましょう。
バンドスコアを参考に譜面を作成しましょう
ということで、バンドスコアを参考にして、オリジナル音源に近い譜面を作成していきましょう。音楽理論や音符や休符、記号等の勉強は皆様ご自身で勉強してくださいませ(^_^;)
手書きで譜面を作成するのはとてもしんどいので、ソフトを使用するのが一番ですが、今回はいつでもどこでも手軽に譜面を作成出来るアプリ『iWriteMusic』を紹介します。
iWriteMusicの主な特徴は以下の通り。
楽譜が美しく仕上がる
- プロが使えるクオリティ
- 豊富なページレイアウト調整機能を搭載
- 簡単にパート譜が作成可能
- スコアとパートの管理が簡単
- AirPrint により直接プリンターへ送信可能
データと楽譜の共有
- iWriteMusicデータの転送、読み込み
- PDFとJPGへ変換及び転送
- スタンダードMIDI への変換及び転送
練習などにも便利なプレーバック機能
- ソロ、ミュート、ボイスの選択ができるミキサーを搭載
- ループやスイングオプションをサポート
豊富な記譜機能
- マルチトラック
- 4声までのマルチボイス
- パーカッション及びドラム譜
- コードシンボル入力
- 歌詞入力
- 曲中の拍子変更
- 曲中の調性変更
- 曲中の音部記号変更
- 曲中のテンポ変更
- 装飾音符
- アーティキュレーション記号
- 強弱記号
- 曲の転調
- 部分転調
コンパクトサイズ(15MB)
なので、写真、ビデオや他のアプリの為のディスクスペースを犠牲にしません。
有料版と無料版SEの2つがあります。
SE(無料版)での制限は以下の通りです。
- ページビューとプリントアウトにウオーターマークが表示されます。
- ページビュー背景にベートーベンが表示されます。
- データファイルは送信のみで、読み込みはできません。
- スタンダードMIDIファイルは送信できません。
- 5曲以上保存できません。
ですので、長く使用するなら有料版をお薦めします。Rockyは有料版を使用しております。因みに有料版は¥800です。とにかく使いやすいです。
デメリットもあり
とても使いやすいんですが、デメリットもあります。リピート記号やアーティキュレーション等は現時点では再生時に反映されません。ですので譜面が完成しても譜面通りには再生してくれないです( ̄▽ ̄;)制作サイドにも問い合わせしました。すると以下の返事がきました。
『これらに関しては、将来のメジャーアップデートでサポートする予定ですが、現在、様々な理由でこのアップデートが遅れていて、具体的にいつ頃になるかなどをお伝え出来ません。ご不便かと思われますが、ご了承の上お使い頂きますよう宜しくお願い致します』
ん~気長に待つしかないですね( ̄▽ ̄;)ですので現時点でRockyは、譜面として使える用とプレーバック練習用としてフルで流せる用の2つ作るようにしています。上記の機能が備われば1つで済むんですけどね(^_^;)
あと人によっては各楽器の音質が好みでない方もいるかもしれません。しかし本来は譜面作成アプリですので、ちゃんと音符や休符が合っているかの確認で音が出るということを考えれば、十分すぎる機能かなと思います。
それでも音源変えたい方はとても良い機能があります。
データをGaragebandへ移行する
もし音質がどうしても気に入らないという事であれば、譜面を完成させたらデータをGaragebandに移行しちゃいましょう♪そうすれば譜面通りにGaragebandが演奏してくれます♪そのやり方は次回説明しますね。
実際に入力した音源を聴いてみましょう♪
公式の動画があるので見てみましょう♪
ん~いい音ですね。多分元々クラシックの譜面を作るためのアプリなのかもしれません。Youtubeで検索してもこのアプリ使ってRockや、それ以外のジャンルの譜面を作成している動画がないんですよね( ̄▽ ̄;)なので試しにRockyが作成してみました♪ということでYoutubeデビューですw
はい、無謀にもSteely Danの『PEG』の譜面を作成してみました!凄い苦労しました( ̄▽ ̄;)この譜面を作成するのに手助けしてくれたバンド仲間のK氏、感謝しています。K氏なしでは完成しませんでした(^_^;)
自分でいうのもなんですが、再現率は90%超えてるかなと思っております。もっといいソフト使えばもっとサウンドが近くなるかもしれませんがこれに関しては譜面アプリなので特に気にしておりません。また細かいニュアンスは譜面では再現できませんのでご了承下さいませ。
さっきも書きましたが、このアプリのデータをiPhoneのアプリ『Garageband』に移行することが可能です。それについては次回でお話します♪オリジナルの音源を下に張り付けておきますので、聴き比べて見て下さいw