Billy Preston / Both Ways

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こんばんは、Rockyです。本日は5番目のBeatlesと言われたミュージシャンBilly Prestonでいきます♪

Billyがミュージシャンとして活動を開始したのは10代前半とかなり早く、16歳の頃には既にKing Curtis / Little Richard / Ray Charles / Sam Cooke等錚々たる面々のバックやレコーディングに参加。そしてLittle Richardのバックメンバーとしてイギリス公演に行った際にThe Beatlesの面々と初対面。そこで親友となるGeorge Harrisonと交流を持つようになります。

その後Ray Charlesのワールドツアーで再度イギリスを訪問した際にGeorgeと再会。GeorgeはBillyをアップルレコードに誘います。そしてゲット・バック・セッションに参加することになり、『Let It Be』『Abbey Road』にも参加。その後一般的にBillyが知られているあのThe Beatlesのラストライヴ『Rooftop Concert』に参加し、一時的ではありますが崩壊寸前のBeatlesの緩衝役を果たすことになります。

Georgeの熱心な誘いでAppleレーベルに移籍して2枚のアルバム『That’s The Way God Planned It』、『Encouraging Words』を残し、その後A&Mに移籍。そこで数々の名盤をリリース。A&Mではアルバム8枚製作しおります。特に1971年の8thアルバム『I Wrote a Simple Song』は名盤として知られています。Rocky的3大職人ギタリストDavid T. Walkerだけでなく、ホーンアレンジにQuincy Jones、更に親友のGeorge Harrisonも参加している豪華な面々になります。

ソロでの活躍もそうですが、この時期はサポートミュージシャンとしても精力的に活動しております。1970年前半から後半にかけてRolling Stonesツアーやセッションに参加。それだけでなく親友George HarrisonやRingo Starrのソロツアーにも参加。2000年代にはEric Claptonのツアーにも参加しております。有名アーティストからも絶大な信頼を置かれる存在のBilly。その理由は歌、鍵盤、作曲あらゆる面において最高水準のミュージシャンだから。楽器が上手いのは勿論なんですが、とにかく歌が上手い。最高にご機嫌なミュージシャンです。

今回紹介するこのアルバムはソロアルバムではなく5人の素晴らしいソウルアーティストとのセッションアルバムです。リリースは2005年ですが、聴く限りではサウンドは確実に70年代を彷彿させるアルバムです。

その中の数曲を歌っているBillyですが、今回はその1曲を。はっきり言ってしまうと黄金期のあの素晴らしい歌声とは程遠いです。それでもウォームな歌声を披露してくれるBillyの格好良さは健在です。更に渋さも増しております。
しかしこのアルバムリリースの翌年に亡くなるとは想像もしませんでした。享年59歳、死ぬにはまだ早い歳、残念でなりません。

バックミュージシャンはあのニューオーリンズの英雄Allen Toussaintが全面で参加。この方もこのアルバムの主役の一人です。またギターではEric Claptonのツアーでもお馴染みのDoyle Bramhall II。最初から最後まで聴いていられる心地よいアルバムです♪

2005年 / Album /『I Believe To My Soul』/ Billy Preston / Both Ways
CD / R2 73189 (輸入米国盤) / 8122-73189-2 (輸入欧州盤)
CD / WPCR-12249 (国内盤)

  • Producer – Joe Henry
  • Written-By – Billy Preston / Felton
  • Vo / Keys / Hammond Organ – Billy Preston
  • Drums – Jay Bellerose
  • Bass – Paul Bryan
  • E.Guitar – Chris Bruce
  • E.Guitar / A.Guitar – Doyle Bramhall Ⅱ
  • Piano – Allan Toussaint
  • Keys / Hammond Organ – David Palmer

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