こんばんは、Rockyです。本日はRockyの思い入れがあるバンドBloodstoneでいこうと思います。
カンザスシティ出身で結成は1962年と歴史あるグループです。元々はThe Sinceresというドゥーワップグループでしたが、デビュー前にBloodstoneと改名。デビュー・アルバムはDecca Recordsからリリースされ、勿論録音もイギリスになります。そのため、当時本国アメリカではリリースされず。1978年にMotownに移籍するまでにDecca / Londonレーベルに9枚のアルバムをリリース。特に1973年の2ndアルバム『Natural High』は100万枚以上を売り上げ、アメリカのR&B部門でトップ10にも入るアルバムとなりました。
Curtis Mayfield / Elton John / The Impressions / Marvin Gaye等錚々たるミュージシャンとも共演し、1979年にMotownからThe Isley Brothersが設立したレーベルT-Neckに移籍。当時ドゥーワップグループで先にデビューしていたThe Isley BrothersとBloostoneとの繋がりは興味深いところです。もしかして当時から交流があった可能性は高いかもしれませんね。
本日紹介するアルバムはそのT-Neckに移籍後の第1弾のアルバムになります。プロデュースは勿論The Isley BrothersとMcKinley T. Jackson。このアルバムは当時A面がBallad、B面がSoul / Funkという構成になっております。今ではCDの時代なのでA面B面なんて言ってもレコード好きの人以外には死語でしょうW
サウンドはプロデュースがIsleyなのでFunk調と思いきや、そうでもありません。先日ブログで紹介したSunfireのようにBlack Contemporaryな仕上がりとなっています。Sunfireもこのアルバムもリリースは同じ1982年。時代はBlack Contemporary時代に突入していた時期なので、Soul /FunkサウンドだったBloodstoneも変化してますね。
Bloodstoneのメンバーは皆楽器を弾けますが今回のアルバムでは全員ヴォーカルに徹して演奏は全てスタジオミュージシャンに任せています。
Leon Ndugu Chancler / Byron Miller / Eddie Watkins / Freddie Washington / James Jamerson / Nathan East / David T. Walker等まぁなんと豪華なこと。特に今日紹介する曲であの伝説のベーシストJames Jamersonが弾いてるのが驚きです。このアルバムリリースの翌年にJamersonは肝臓病のため死去。47歳で亡くなるのは早すぎますなぁ。もう少し生きていれば音楽の歴史は変わっていたかもしれません。調べてみたんですがこれ以降の録音って見つからないですよね。もしかしたらこれが最後の録音でしょうか!?詳しい方いましたらメールお待ちしております(^^)/
あともう一つ興味深い点が1つ。上記のJames Jamerson以外は全員The Crusadersのメンバーやセッションに参加しているということ。しかも間接的ではありますがJames Jamersonの息子James Jamerson Jr.もThe Crusadersのメンバーであったことも興味深いです。こうやってメンバーの足跡を辿ってみるのも面白いですね(^^)/
Charles Fearingに関してですが、この方も実はRay Parker, Jr.&Raydioのギタリスト。後にThe Crusadersに加入するRay Parker, Jr。なんか縁がありますね、こじつけですが( ̄▽ ̄;)
あと冒頭に思い入れがあると書きましたが、今回紹介する曲はRockyがSoul Bandに加入していた頃によく演奏していた曲なのであります。どうでもいい話なんですけどねW
1982年 / Album /『We Go A Long Way Back』/ Bloodstone / My Kind Of Woman
LP / FZ 38115 (輸入初版盤)
LP / 日本盤リリースなし
CD / CSCS 5204 (国内初版盤)
- Producer – The Isley Brothers / McKinley T. Jackson
- Written-By – Ronald Wilson
- Vo / Cho –Charles Love
- Vo / Cho – Henry Williams
- Vo / Cho – Ronald Bell
- Vo / Cho – Ronald Wilson
- Vo / Cho – Willis Draffen
- Drums – Leon Ndugu Chancler
- Bass – James Jamerson
- E.Guitar – Charles Fearing / David T. Walker
- Keys – Clydene Jackson
- Horns – David Stout & The L.A. Horn Section
ヴォーカル、コーラスそしてバックバンドのサウンドすべてにあの頃の煌めき豊かさが表れている気がします!・・・まだ生まれてまもないころですが^ ^