こんばんは、Rockyです。本日は王道ですが、Soulを聴くうえでは絶対避けて通れないMarlena Shawです。
しかも王道中の王道『Who Is This Bitch, Anyway?』( ̄▽ ̄;)あまりにも名盤なので、語れることは少ないんですが、今日はギタリスト/ミュージシャン目線で書いていこうかと思います。
このアルバムは全てが名曲ですが、ハイライトは多分『Street Walkin’ Woman 』『Feel Like Makin’ Love 』『Loving You Was Like A Party』あたりかと思います。このアルバムを聴いてぶっ飛ばない人は多分いないんではないでしょうか。それくらい凄いアルバムです。このアルバムではMarlenaの歌唱力の凄さだけでなく、バックミュージシャンの超がつくレアグルーヴが聴くことの出来る最強のアルバム。特にChuck Rainey / David T. Walker / Harvey Mason/ Larry Nashの絡みは凄いことになっています。他にJim Gordon / Larry Carltonが参加してます。
このアルバムでは上記の方々がよく話題になりますが、忘れてはならないギタリストがもう1人。Dennis Budimirの存在。ご存じかとは思いますが、実はこのアルバムの半分はこの方がギターを弾いております。このアルバムに参加している中で最古参のスタジオミュージシャンであり、ジャズギタリストです。ジャズを聴いている方ならDennisの存在は聞いたことあるかとは思います。また当時西海岸のセッションでは引っ張りだこだったDennis。
Barbra Streisand / Brian Wilson / Carpenters / Cher / Dave Grusin / Dusty Springfield / Frank Zappa / George Harrison / Joni Mitchell /Linda Rondstadt / Quincy Jones / Ravi Shankar / Ringo Starr / Tom Waits
ジャズではDoris Day / Ella Fitzgerald / Jimmy Smith / Julie London / Milt Jackson / Ray Brown / Stan Getz 等数々のアーティストのレコーディングに参加。西海岸のスタジオミュージシャンと言えばJay Graydon / Larry Carlton / Lee Ritenourなどがよく名前に挙がりますが、Dennisはその先輩格になります。なので少なくとも彼らはDennisの影響は必ずあったと思います。
ローズピアノのグルーヴに乗せてチョーキング、オブリガート、ダブルストップ、アクセントを完璧に決めてくるDennisのギターは完璧ですな♪聴いていて超気持ち良いです。
今では格安で購入出来るこのアルバムですが、CD化になる前はレコードのプレス数が少なくて、入手困難なアルバムで超高額なレア盤として有名でした。いやー、良い時代になったなぁ。
この方のライヴも是非聴いてみたいですが、もう高齢のため多分日本には来ないでしょう。出来たらMarlena Shawが当時のメンバーで来日した時に一緒に来てほしかったなぁと思うRockyでした。
1975年 / Album /『Who Is This Bitch, Anyway?』/ Marlena Shaw / You Been Away Too Long
LP / BN-LA397-G (輸入初版盤)
LP / GP 3151 (国内初版盤)
CD / CDP 0777 7 89542 2 4 (輸入初版盤)
CD / TOCJ-5877 (国内初版盤) / UCCQ-9489 (国内最新盤)
- Producer – Bernard Ighner
- Arranged – Dale Oehler
- Written-By – Bernard Ighner
- Vo – Marlena Shaw
- Cho – Julia Tillman / Marti McCall / Maxine Willard / Patti Brooks
- Drums / Percussion – Harvey Mason
- Bass – Chuck Rainey
- E.Guitar – Dennis Budimir
- Fender Rhodes / Piano – Larry Nash