Little Feat / Two Trains

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こんばんは、Rockyです。今日のWest Coast Rock第3弾はマイナーの中でメジャーなバンドLittle Featでいきますか♪

『このバンドWest Coast Rock?』と思う方もいるかと思いますが、年代によってサウンドが多様化していったので、ジャンルを特定するには難しいバンドかもしれませんが、彼らはれっきとしたWest Coast Rockバンドです。

Rocky的に当時West Coast Rockの中で、一番売れなかった『ご機嫌なバンド』だったと思っております。

Featは前~中期は2nd Line Funk、後期は更にFusion / Progressive Rockの要素も取り入れたバンドですが、彼らは南部の音楽からも影響を受けてるため、West Coast Rockの中でもちょっと異質の存在です。

中心人物のLowell Georgeは元々Frank ZappaのThe Mothers of Inventionのメンバーでしたがドラッグの問題で解雇、同バンドにいたRoy Estradaと共にLittle Featを結成。
しかしEstradaはCaptain Beefheartに集中する為脱退。早くもバンド解散危機状態。
後任としてKenny Gradney / Paul Barrere / Sam Claytonをメンバーに迎え、何とか持ち直します。
これで最強布陣のメンバーになり、快進撃が始まるのであります。

ゲストミュージシャンもDelaney&BonnieのBonnie / Bonnie Raitt / Three Dog NightのDanny Hutton / Northern Soulの女王のGloria Jones。なんて豪華なコーラス♩
また後にバンドに加入するFred Tackett、Stevie Wonderに多大なる貢献をしたMalcolm Cecilも録音に参加していますゲストミュージシャンも今となっては大御所、今作ったら金かかるだろうなぁ( ̄▽ ̄;)

さて曲についてですがRockyがFeatの中で一番好きな曲『Two Trains』Lowellのスライドが炸裂しております。Duane Allmanのスライドと比較されがちなLowellですが、全く別物。Duaneの豪快なリードプレイに対してLowellのスライドはDuaneと比べると音数も少なく、オブリガート的なプレイをするのが持ち味。ただ天翔るようなスライドプレイは両者うっとりするくらい聞き惚れちゃいます。

豆知識ですがこのアルバムのレコーディング中、このスタジオ内では別のミュージシャンがアルバム制作の為に来日しておりました。
そう、はっぴいえんどです。彼らはラストアルバム『Happy End』の制作でアメリカに来日。
Featのレコーディング風景を見た鈴木茂はLittle Featに多大な影響を受け、その後のソロアルバムでFeatのメンバーをバックに従えて『バンドワゴン』を制作するのでありました。

1973年 / Album『Dixie Chicken』/ Two Trains / Little Feat
LP / BS 2686 (輸入盤)
LP / P-8545W (国内盤) / P-10343W (国内再発盤) / P-6431W (国内再々発盤)
CD / 32XD-795 (国内初版盤) / 20P2-2089 (国内再発盤) / WPCR-18241 (国内最新盤)

  • Vo / Guitar / Cowbell / Flute – Lowell George
  • Drums / Cho – Richie Hayward
  • Bass – Kenny Gradney
  • Guitar / Cho – Paul Barrere
  • Keys / Synthesizer / Cho – Bill Payne
  • Conga – Sam Clayton

    Additional Musicians
  • Guitar – Fred Tackett
  • Synthesizer – Malcolm Cecil
  • Tabla – Milt Holland
  • Cho – Bonnie Bramlett / Bonnie Raitt / Danny Hutton / Debbie Lindsey / Gloria Jones / Stephanie Spruill / Tret Fure

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